- 2005年企画展予定 -
10:30AM-7:00PM
(火曜休廊)

<スクリーンプリントによる絵画の世界・画廊企画PART9>

平井素子・展

― 距離について−

2005年9月17日[土]―25日[日]
(火曜休廊)AM10:30−PM7:00

国内外の主要コンクールで数々の受賞歴を持ち、数多くの美術館主催の企画展でも取り上げられ、その存在が注目される 気鋭の画家、平井素子による2年ぶりの個展です。

平井は、その特異な感性と「大好き」と自ら語る文学作品から着想を受けたイメージで制作する、本来複数の版画制作に使われる油性スクリーンプリント(孔版画)という技法で何度も描き重ね摺り上げ、あえて複数ではなく1枚の作品を完成させていくことで、独自性を求めています。

本展では、「距離について」とういう抽象的なテーマで開催。単純な複数の「色」を何度も重ねながら現れるあらたな色彩の造形が、緊張感のある奥深い美の世界を表現しています。

新作を中心に約20点展示、ご高覧頂きます。


【左】「ずっと離れたかった場所 A2004」 スクリーンプリント 24.3×11cm
【上中央】「影を捕える(A)」 2005 スクリーンプリント27.5×22.3cm
【上右】「影を捕える(B)」2005 スクリーンプリント27.8×22.5cm
【下右】「感情の輪郭線 '05-3」 スクリーンプリント13.8×20cm

平井素子 HIRAI Motoko
1965東京生まれ
1988全国大学版画展優秀賞受賞 同‘90(町田市国際版画美術館)
1991武蔵野美術大学大学院美術科版画コース修了
日本版画協会展・日本版画協会賞受賞(東京都美術館)
モダンアート展・新人賞受賞(東京都美術館)
モダンアート・明日への展望展・賞候補(横浜市民ギャラリー)
第5回中華民国国際版画ビエンナーレ(台北市立美術館)
1992CWAJ現代版画海外巡回展(ニュージーランド・オーストラリア他)
モダンアート・明日への展望展・俊英作家賞受賞(埼玉県立近代美術館)
日仏現代美術展・NTV奨励賞受賞(パリ・グランパレ、東京都美術館)
1993エンバ美術コンクール展(エンバ中国近代美術館・芦屋)
和歌山版画ビエンナーレ(和歌山県立近代美術館)
Teajhon Expo‘93 International Graphic Art Exhibition(韓国)
TOKYOまちだ国際版画展・買上賞受賞(町田市国際版画美術館)
世界の版画インカナガワ‘93−アジアからのメッセージ(神奈川県民ホール)
1999ぶどうの国の版画ビエンナーレ(山梨県立美術館)
Lines of Sight/武蔵野美術大学・アルバータ大学版画交換展
2000大きい版画と小さな版画(練馬区立美術館)
第1回現代版画の表現展(画廊翠巒・アネックススイラン)同‘02
2001NICAF国際現代アートフェスティバル(東京国際フォーラム)
CWAJ現代版画展(アメリカンクラブ・東京)
2003版画・半画・反画―表現と技法―展(練馬区立美術館)
2005現代版画の潮流展(町田市立国際版画美術館・松本市立美術館)

個展/ギャラリー219・クレイギャラリー・画廊翠巒

現在/無所属・東京在住

パブリックコレクション/
町田市国際版画美術館(東京)・
神奈川県文化センター・ニューサウルスウェールズ州立美術館(オーストリア)