- 2006年企画展予定 -
10:30AM-7:00PM
(火曜休廊)

<写実絵画の世界・2006年画廊企画PART10>

南田昌康・展

- 懐かしい記憶 -

2006年12月9日[土]―17[日]
AM10:30―PM7:00(火曜休廊)

ご挨拶

この度、28年前の画廊翠巒創業時より、群馬の方々に紹介し続けている作家・南田昌康氏の個展を開催いたします。

南田昌康氏は、スペインマドリッドにあるシルクロ美術学校にて古典絵画学び、プラド美術館での模写を重ねることで、写実絵画の真髄を習得し、さらに日本人としての独自性を日本的な構成、表現を通じて自身の写実絵画を確立しました。

例えば、まるで箔を貼ったような背景のマチエール、限られた四角いキャンバスの構図の中には日本独特の「間」の存在を感じさせ、日本の洋画界の中の南田昌康氏独自の空間構成を確立してきました。

艶やかで繊細な重ね塗りによる油彩による古典技法によって描かれる画面は、透明感の中に奥行きと重厚感を合わせ持っています。南田昌康の写実絵画の世界をご堪能下さい。

画廊翠巒主・梅津宏規

 

左上「卓上」油彩 SM、右上 「アネモネ」油彩 F4
左下「果実」油彩S5、右下 「卓上静物」F30

南田昌康 MINAMIDA Masayasu
1936年岡山生まれ
1974年スペイン王立シルクロ美術学校に学ぶ(〜‘77)
1983年現代リアリズム絵画代表作家展/新宿伊勢丹
1984年横浜新人の美術招待展/横浜市民ギャラリー
蒼駟会展(〜‘93)
1986年ジュイエの会/横浜高島屋(〜’88)
1989年ミニアチュール展/日動画廊(以後毎年)
1990年弓手会展/横浜高島屋(~’98)
1991年インターナル展/画廊大千(~’94)
1994年時のかたち展(以後毎年)
2000年二人展―山尾 才・南田昌康/ギャラリー惣・銀座
2001年写実画壇展/上野の森美術館(以後毎年)
2004年八月会展/日動画廊(’05,’06)
ときの形象・展−井手尾・北条 章・山内滋夫・南田昌康/画廊翠巒
[個 展]岡山天満屋/横浜高島屋/渋谷東急本店/東急東横店/渋谷西武/ギャラリーT・銀座/ギャラリー創/画廊翠巒他
[現 在]日本美術家連盟会員/写実画壇会員/時のかたち同人