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2013画廊企画PART9

牛嶋直子 展
― ある・・・・・ ―


2013年12月14日[土]―22日[日]
am10:30-pm7:00 (火曜休廊)



「みづうみ(13-02)」F10 パネル、樹脂膠、顔料 2013

しばしば恐怖と不安を想起させる闇は、時にはわずかな光と共に勇気や希望をもたらし、生きるという営みと命の尊さを感じ、心に明日への誓いをもたらしてくれる。牛嶋直子が描き出す闇は、そんなあたりまえに日常にある、誰しも心の奥に持ち続ける未来への幸福へ続く生命のエネルギーを描いているのかもしれない・・・。  
画廊主 梅津宏規

本展開催にあたり、作家より以下のようなメッセージが寄せられています。

わたしにとって絵を描くことは、問題提起をしたり何かを声高に訴えたりするものではなく、世界の成り立ちについて学ぶための行為である。
振り返ってみると今までの人生、信じられないような厄災に見舞われたことも物質的な欠乏を感じたこともない。それが表層的なものであるかはともかく、わたしの周りにはおおむね善人がいて、まずまずの物があり、選択する自由もある。
そんな一見平和そうな今の世の中でも何かの折にふと、違和感や嫌悪感を感じる何かに触れてしまう瞬間がある。無意味に人を傷つける邪悪さは、実体こそないものの、意思をもって生活のすぐそばに潜んでいる。そう思えてならない。
変なものを感知してダメージを受けないように、自分のセンサーを切ってしまうのは有効だろうし、思考のシステムに頭を預けてしまうのも手かもしれない。
しかしそこには、感覚や勘を鈍らせてしまうという落とし穴がある。
何が条理かもわからない世の中をより良く生きるためには、足がかりが必要だ。
だからきっと人は何かを創造するのだと思う。ある人は文を書き、何かを育てる。またある人は、山に登ったり海に潜ったり、歌ったり踊ったりする。
わたしは絵を描く。
どこからともなく、わたしの元へ落ちてくる不可思議なイメージの断片は、ある次元ではその主題や構成において、苦しみや悩ましさも引き連れてくる。しかし別の次元では、それによって癒され生かされていることを感じる。
いやなものと面と向かって対峙しない、いうのは生き延びる上での自分なりのひそかな教訓であり、絵を構築する上でのキーでもある。
単純なストーリーに回収されない、多焦点的な世界。
そんな世界を粛々と作っていけたらいいなと思う。

牛嶋直子


「青い夜」
606X909mm(M30)
パネル、樹脂膠、顔料 2013


「深い眠り」
894X1455mm(M80)
パネル、樹脂膠、顔料 2013


「呼吸」
 455X530mm(F10)
パネル、樹脂膠、顔料 2013

「みづうみ(13-03)」F12
パネル、樹脂膠、顔料 2013


「sunset」
318X409mm(F6)
パネル、樹脂膠、顔料 2012


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